白いノースリーブの肩の部分が破けて、白い肌と蒼の髪が煤により黒くなっていた。
レイはまんざら気にする様子無く教師内を見回している。
「なっ…キミ、どうしたんだ!?」
根暗教師がもともと青い顔をさらに青くして叫んだ。
「あんたが教師なら、質問いいかしら」
「な、なんだい?」
だかレイの剣幕に圧されビクリと肩を揺らした。
「魔力測定器って、設定値以上の魔力を込めるとエラーを通り越して爆発するもんなの?」
「……は?」
「 「 「 …… 」 」 」
一気に静まり返る。
いや、とんでも無い事を発したから呆気にとられたのだ。
レイは"設定値以上"と言った。
確か魔力測定器は最高50万だった気がする。
それを越したっと言うのか?
「逆にき、キミの魔力に耐えられなかったから爆発したんじゃないか?」
「それだっ!」
レイは根暗教師の意見にすんなりと受け入れた。


