魔法書使いの蒼き人


「……まぁいいわ。 退屈しのぎになるからね」


そんな理由でかよ。


と思わず口に出してしまいそうだ。


「アナタと後ろの二人で来るのかしら?」


「そうです、が?」


な、何か視線を感じる。


ジロジロと見てきていい気がしない。


「……ふーん」


王座から階段を下り、近づいてくる。


コツコツコツと音を立てながら近づいてくる。


「レミリア様?」


レイの横を通り過ぎ俺とロイドの間にたった。


「こっちがいいわ」と呟き、手に持っていた扇子でロイドの顎を持ち上げた。


「貴方、名前は?」


「……」


何か言えよ!


頭を上げて思わず凝視してしまう。


レイはあちゃーと顔を押さえている。


「……ジミーです」


数秒経ってから偽名を名乗った。


レイはレミリア様に気づかれないように親指をぐっと立てた。


バレなければいいのか。