魔法書使いの蒼き人


「……なぜ、あなたがここにいるの? ワタクシの命に反するわけ?」


「失礼ながら、私はマリーヌ・ノースト様と遣いの者としてきました。 名をレイと申します」


自身を別の人だと言い切ったレイ。


「……そんなに私と似ているのでしょうか。 レミリア様が仰った"レイ"という人は」


「……っ」


レミリア様の言葉が詰まった。


チラリと見ただけだけど、容姿はレイと似ている。


ただ足首まである蒼髪は少しくすんでいて、背丈も体系もレイよりは下だ。


蒼のドレスの上に黒いマントを羽織っている。


「……では、事前マリーヌ様からのご質問に答えて頂きます。 内容は"千年の儀"についでです」


王座に座ったレミリア様の眉がピクリと動く。


「……遣いのあなたに答えてもいいのかしら?」


「はい。 信頼なされていますので」


嫌みに聞こえる質問にもレイは笑顔で答えた。