魔法書使いの蒼き人


〈side. Ryuki 〉

「いい? 今からレミリアが来るから。 リュウキとロイドは絶対に目を合わせない事」


「「あぁ」」


俺らが頷いた事にレイは正面の王座の方に目を向け、跪く。


俺も見よう見まねで跪いた。


「……なぁ、ロイド」


「今は話しかけてくるな」


ロイドはチラリと俺を見て、すぐに逸らす。


「冷めてぇー」


俺は唇を尖らせ、下を向く。


――コツ コツ コツ


ヒールを鳴らす音が近づいてくる。


――コツンッ


……来た。


「ようこそ遠くからおいでになりました。 ワタクシはレミリア・イースターと申し……」


途中で言葉が止まった。


チラリと思わずレミリア様を見てしまう。


「…………レイ?」


レミリア様が蒼い目をレイに向けてポツリと言った。


「私をご存じなのですか、レミリア様」


レイは頭を上げ、首を傾ける。