「ありがとうございます」
タオルを受け取ってニコリと笑うと女の人は「いえっ…」と言って頬を染めた。
ニヤニヤしていたレイは後ろから叩かれ振り向く。
「レイ、久し振りだなっ!」
「あぁ! 確か初等部以来だねっ!」
どうやら旧友と再会したらしく話に花を咲かせていた。
「……僕達の事いつ気づくのかな?」
ナルシストがポツリと言った。
「到底気づかねぇだろ」
一度もこっち見てねぇし。
「マリーヌ?」
集団に背を向け歩き出したマリーヌに声をかけた。
「朝食の時間過ぎたわ。 行きましょう」
声色からして怒ってる。
何か言ってはならん、と直感的に感じた俺らは後を追いかけた。


