魔法書使いの蒼き人


木の剣を投げ捨て、腰にある剣に手をかけ引き抜いた。


「黒剣(こっけん)!?」


ダァチさんの剣を見てナルシストが素っ頓狂な声をあげた。


「へぇ、ナルシス知ってんだ」


「……んだそりゃ?」


関心しているマリーヌをよそに俺は疑問符を浮かべる。


「し、知ってるも何もっ、黒剣なんて世界に一つしかないと言われているんだっ!」


ナルシストが興奮するほど、黒剣はすごいのか?


「……ただの黒い剣だろ? どうすごいんだよ」


「それは普通の剣とは違く…まず重さは普通と比べて重量はあるわね。 だから、器用に扱える人は限られるわ。 次に、これは実際にみた方が……」


俺の質問にマリーヌが答え、指を差した。


驚くべき事が起きた。


――ズパンッ


属性の球を切り裂いたからだ。


それを見て俺だけでなく、ニーナ、ナルシスト、周りの人達も唖然としてした。