魔法書使いの蒼き人


〈side. Ryuki 〉

――――……

マリーヌの話を聞いて宿泊したところから飛び出した。


`ワァアアアッ!!´


響く歓声の中人混みを掻き分け、その正体を知り俺らは唖然とした。


――ガキンッ


ダァチさんとレイが木の剣を振るっていたからだ。


「……すごい」


ニーナが感嘆の声を上げた。


周りからも、


「レイ様頑張ってー!」


「剣士様ー!!」


などなど、声援がとにかくスゴいのだ。


「……俺、先に戻ってる」


眉を寄せロイドは言った。


「あ、ロイドは人混みが苦手だもんな」


歩いていくロイドの背を後目に、レイとダァチさんを見た。


「……ハァハァ」


肩で息をしているレイに対してダァチさんは涼しい顔。


息も上がってないで目つきも柔らかくなく鋭くなっている。


ダァチさんを見て周りにいる女性達(ニーナ含めて)はほぅと見とれていた。