――――…… ――キィ 「……広っ」 そんなだだっ広い地下の真ん中に一つの台と箱。 「ではミス・レイ…私は外で待機しているので」 中年のやさしそうな女の人はドアを閉めた。 「……さて」 あたしは上着を足元に置き、すぅと一呼吸。 同時に箱の中に両手を入れた。 半分も箱に魔力を注がない内に辺り一面が光に包まれ、 爆発、した。 *****