「了解した。 では、レイには学園に編入するため魔力測定してもらう」
「魔力測定?」
「ルーチェリー学園の地下に魔力測定器がある。 今からそこで全魔力を放出して欲しい」
そう言われ資料数枚受け取った。
……ははぁ。
「ちなみに測定器はどれくらいが限界?」
「50万。 今の所最高で40万だ。 レイと同い年だ」
「へぇ、すごい」
40万なんて、世界で100も満たないよ?
しかもあたしと同い年でかー。
「一戦やってみたいな~」
そういうと、
「ほどほどにな」
オスマンは困惑の表情を浮かべる。
「分かっておりまーす。 では、行ってくるね」
ドアの前で一礼し学園長室を後にする。
「……この学園を崩壊するではないぞ」
学園長室の中で一人、オスマンは祈っている事にレイは気付くハズもなかった。