魔法書使いの蒼き人


「……クリルですぅ。 マリーヌのカードの従者でございますぅ」


頭を上げてニッコリと笑った。


「カードの従者?」


「はいぃ。 クリルは数千年前に造られたんですぅ。 それを使う人を主人として今までお遣いしていたんですよぉ」


「数千年前って…レイの魔法書と同じ」


「……あー、そう言うことになりますねぇ、でもレイの魔法書はカードよりも強力なのよぉ」


魔力+霊力を組み合わせるなんてモノはアレしかないからぁ、と付け足した。


「……あ、ダァチ」


その時レイの言葉でみな一斉にベッドに視線が集まる。


「……っ」


ダァチさんは頭を押さえて起き上がった。


「あ、ダァチ…大丈「ダァチ様ぁー!!」」


マリーヌが気遣おうと声をかけて近づいた所、再びクリルが遮った。


それだけではなくマリーヌを突き飛ばし、そのままダァチさんに抱きついた。