魔法書使いの蒼き人


〈side. Ryuki 〉

「……うわぁ」


土埃が舞い上がり、何かの断末魔が。


それが止み、視界が開けると壁近くで倒れているレイとダァチさん。


地面が抉られたようにボコボコになっている。


酷い有様だ。


「……全く、二人には困ったものね」


マリーヌは倒れている人達を前に腕を組み見下ろしていた。


「……し、死んではないよね?」


「ダァチさん、レイちゃん」


「……」


ナルシストは青ざめ、ニーナは涙ぐみ二人してロイドに抱きついている。


「……ぅ」


その時一つの呻き声が聞こえた。


「! レイ!!」


俺は駆け寄りレイの身体を揺らす。


ピクリと手が動きゆっくりと目を開ける。


「……ぁー…酷い目にあった……」


上体を起こし、マリーヌに目を向ける。


「レイちゃん生きてたぁ!」


「……勝手に殺さないで」


ニーナが半泣きでレイに抱きついた。