魔法書使いの蒼き人


「君達は歴史書から学んだ事があるから大体はわかるだろう」


「……で、その歴史とアレン隊長殿が造られたと言うことにどういう関連があるんだ?」


ロイドは視線を逸らし、唐突な質問をした。


「……あの事件は終わっていなかったんだ」


`!?´


「……」


アレンさんの表現は冗談を言っているようではなかった。


「一人の剣士と巫女が世界を救ったという一節があるだろ。 剣士は私の弟なんだ。 リュウキ君とニーナさんと同じ似ない双子でね……。
名はアルトといって、幼い時から霊力とは違う力を持っていたんだ。 それが世界を救うきっかけだった」


「……じゃあ、巫女の方は?」


「……彼女は、祖父の形見のペンダントを身に付けていたんだ。 力を覚醒するものとは知らずにね。 その後は、私にも分からない」


アレンさんは右手を前方に出し小さく呟く。