魔法書使いの蒼き人


「――……これで全員揃ったね」


レイが一人一人を指差しながら確認する。


ニーナの突然の消失はレイの遠隔操作により見せかけたものだった。


ここが魔法書の中だと改めて認識した。


その後は俺らが来るまでリーフと話をしていたらしい。


リーフはと言うとアレンさんの膝に頭を乗せて寝息をたてている。


「ここに呼び出したのは"七つの大罪"についてだよね。 今からアレンさんに話してもらいます」


レイは目配せをし、アレンさんは話をふる。


アレンさんは一息つき、


「……まずはじめに、私は本物ではない。 確かに人格の当時の"アレン・ビクトリア"と同じだ。 だが、未来に永遠に続くだろう、大罪に憑かれた人を救うために私は造られた」


「未来にって、俺らの時代のことですよね」

俺の話にアレンさんは頷く。