魔法書使いの蒼き人


「……そうだ、リュウキ君の妹さんもいるんだったったね」


「!? ニーナ! ニーナはどこにっ!!?」


アレンさんにつかみかかる勢いで詰め寄った。


「リュウキ、落ち着いて」


「これが落ち着いていられるかっ!」


俺はレイの肩を掴み叫んだ。


だが、その手を逆に掴まれ、


「……ニーナはすぐ近くにいるよ」


ヒヤリと何かが俺の背中につたった。


「……レイ、ごめっ……」


笑顔のまま掴んだまま振り上げ、


「その目で確かめて見ればいいでしょー!!」


俺を向かいの壁向けて投げ飛ばした。


そのまま壁に激突し、ズルズルと頭から地面に落ちる。


……そういえばレイは身体能力も優れているよな。


そんな事を考えていると、地面がそこだけ正方形に切られていた。


人一人はいれそうな程の大きさ。


――ガタッ


それが開き、中から桃髪の女の子が顔を出した。