魔法書使いの蒼き人


サラサラとした黒髪に透き通ったような青の瞳。


若く見えるが俺より年上だろう。


その人はゆっくりと近づいてくるとニッと笑い手を差し出した。


「……大丈夫?」


「あ、はい……」


その手を掴み立ち上がった。


キレイな顔立ち。


白に統一された服装、腰につけた剣。


……ん?


「……レイ、この人誰?」


俺はそっと耳打ちする。


するとレイは有り得ないと言うように目を見開き、一般常識だよ、と言った。


「そんな、有名な人?」


首を傾げていると、


「……ヒントあげる。 1、騎士団隊長。 2、数千年前の人物。 3、魔力最初の使用者」


「……」


「ちょー特別ヒント! "アレン"って聞けば分かるでしょ?」


……!?


バッと男の方を見る。


「……若い、よな?」


「まぁ…ね、年齢はあれでも30代後半だよ」


マジ…かよ。