魔法書使いの蒼き人


「……ハァッ……」


「ハァハァ…ハァ……」


扉の中に飛び込んで今度は暗い通路。


もしもの為に魔力消費しないように走ったはいいが……、


「……いつになったら出口に差し掛かるんだー!!」


小さな光が先に見えるのがゴールなのは分かるが一向に大きくならない。


魔力を消費するどころか体力をかなり消耗した。


俺は半分にも達していない所で立ち止まり、膝に手を突く。


「……ハァハァハァ」


「お、お兄さ…ハァ、僕…もう…ハァ、走れない……」


すぐ後ろでナルシストが倒れ込んだ。


「あ、諦めるな…ハァ…後、だ…ハァ…誰が…お兄さん、だ」


「……ハァ…名前…がっ、ハァ…分からない…から」


「そうか…俺、は…ハァ…リュウキ…「自己紹介している暇があったら足動かせや」」


俺とナルシストの後ろでロイドは腕を組んでいる。


平然としていた。