魔法書使いの蒼き人


「……な、なんで……ここにいるの?」


「レイ、俺に杖返すの忘れてただろ? それに気付いたのがレイと別れた後で…それでロイドに頼んで居場所を突き止めて……」


リュウキは視線を地面に移し、途切れ途切れに言ったところで、


ロイドの一言。


「お前、何者だ?」


かなり低くまでトーンを通した声。


まるであたしの事を"敵"と見なしているみたいで……。


「ちょっと、ロイド杖収めて? それにあたしは普通の「女の子だったら一気に全属性を出せる訳ないだろう」」


……ですよねー。


「……そ、それにっ"レイリア"ってどういう事?」


「!」


ニーナがリュウキの後から頭を出し、姿を見せる。


「……どこから聞いていたの」


「我が名はーってトコから」


「ほぼ最初じゃん!」


これだと、誤魔化す術が、ない。