魔法書使いの蒼き人


――ドサッ


「……っく」


今のは魔力、霊力共にかなり消耗する。


膝を付き肩を上下させ息を整える。


「……ハァハァッ……っ」


地面を見ると足元に赤い点々がいくつか。


……あぁ、さっきの断末魔によって切られたか。


改めて自分の身体を見る。


白い袖無しシャツとズボンの所々破られていた。


何気に頬を触るとヌルッとした血の感触が。


しかも左腕からもダラリと流れている。


「……止まんないや」


ハハハッと小さく笑いゆっくりと目を閉じた。


と、左腕から青い光が現れ同時に痛みが引いていった。


誰だかは見なくてもわかる。


「……アクア、ありがとう」


「……」


アクアは何も言い返してはくれなかった。


ポタポタと細かい粒が落ちてくる。


「……なんで泣いてるの」


「泣いてなどいませんわっ」


「……そう」


ここで会話は途切れた。