「じゃあ、行くぞ。」




そう言って、朔は私をお姫様だっこをした。







「自分で歩けるよ!」







「あ、そうか?」







そう言って、下ろされた…んだけど、喘息の発作を起こしたあとで立つことすらできなかった。






「あっ、歩けない…」







「だから、お姫様だっこしてあげたの
に。」







すみません。






意地を張りました。







「ったく…
いくぞ。」







再び私をお姫様だっこをして倉庫までつれてきてくれた。