そうか。 そうだよね…。 僕みたいにデブで、ちびで。 虐められてるような奴。 好きになるわけなんかないよね。 …………そうだよね。 結局、僕は9時までそこにいた。 警察に補導されそうだったから渋々帰ったんだ。 帰ってからも僕は部屋に籠もって、ずっと泣いていた。 今までのどんな虐めよりも辛かった。 木下さんは何でこんな酷いことするんだろう? 僕をそんなにうざがってたの? どうして? どうして? どうして? 泣き疲れた僕はいつの間にか眠っていた。