「なーんてね、嘘だよ
もう謝らないでよ。
もう1度1からやり直そう?」






私が美姫に手を差し出すとその手を眺め、次の瞬間、ぷつっと糸が切れたように泣き出した美姫






今から元通りの関係に戻るのは
さすがに無理だ。




けど1からならやり直せる






「ごめん、ごめん、ありがとう
......っ、もう一度、私と友達に
なってください....っ」




「もちろん!」






その日見た美姫の笑顔は嘘偽りなくとても綺麗な笑顔だった