「さ、先下行ってる!」 恥ずかしすぎて部屋を出て行こうとした、その時 晴希が私の側まで来て私の頭に右手をのせ、また耳元で 「嘘、桜も綺麗だった」 さっきよりも数倍、甘くて色気のある声でそう言ってきた 突然のことで、私の頭は真っ白。 体は硬直。 一方晴希は 「先行ってるぞ」 なんて言って先に行ってしまった