甘々ヤンキー君と極上恋愛




そっと、鍵盤を押す


"ポロン"
きれいな音色が部屋に響き渡る



今まで聞くのが嫌で嫌で仕方なかった音色がとても綺麗に聴こえる



「晴希....私、弾けそうな気がする」


鍵盤を押した時に


この独特の重さ、よく知ってる。
この綺麗な音色、よく知ってる。


もう一度、弾きたい。



そう思った




「ん、俺も桜の弾くピアノ
聞いてみたい」



その言葉を合図に私は椅子に座る