晴希は私をお姫様抱っこしたまま
階段を駆け下り
今は1階の廊下を走っている
そして、
また別の階段から駆け上り始めた
「えっ?!また上行くの?!」
「ここじゃ人が多すぎるからな」
言われてみればそうだ
外から来たお客さんと中から出て行くお客さんが一気に集まる1階
ここにいれば
捕まるのも時間の問題だ
「晴希!」
「ん?」
走って階段を登ってるのに何で
そんな余裕なんだ!
「下ろして!私持ったまま登ったら
晴希倒れちゃうよ!」
私が言うと
「倒れるかよ」
そう不敵に笑う晴希
.....恥ずかしさと申し訳なさで
いっぱいだよ


