どうしようもないくらい好きでした(仮)




陸が自由人として生きていけるのは、彼の存在がとても大きいだろう。
彼は陸の生き方を理解し、また支えてくれているのだから。


陸のように、度々長期で旅に出る人種にとってまわりの人間の支えは絶対だろう。


旅費を貯める為に仕事をし、そして数週間から数ヶ月。
半年、年単位で旅に出るバックパッカーにとって、帰国した後の環境はそれなりに過酷なものだろう。


陸のように仕事があり、住む家があるという事。
日常生活に、すんなりと戻っていける環境があるという事は、とても恵まれている事なのだ。


彼はこの数年、そんな陸のスタイルを重視し、またアパートも店の寮という形で提供してくれていた。


二人の間に、いったいどんな絆があるのかは知り得ないけれど、お互いに信頼し合えた関係なのだという事は、私にもわかった。