陸と出会って、もうすぐ半年がたつ。


彼もまた、私のそんな体調の変化を理解しているようだった。


「少しだけ寝る?」

「うん…。ごめんね」

「いいよ」


陸は肩に乗せられた私の頭を、そのままそっと自分の膝の上に動かす。
そして、まるで小さな子供にするように、優しくそっと頭を撫でてくれる。


心地よいその動きに、私の意識はあっという間に落ちていく。


深い深い眠りの中に。





     *   *   *