今日はこのまま東京の知り合いの家に泊まるという事。 そして、明日の朝一でこちらに帰るという事。 明日の午前中には会える。 陸はそれだけ話すと、大きく溜め息をついた。 ──『本当は、今すぐ会いたい』 私には、その一言だけで十分だった。 それだけで、全てが満たされていく。 陸の居ない、ただひたすらに孤独だった時間も。 待ちわび続けた日々も。 零れ落ちた幾つもの涙も、何もかも。 その一言が、私を救い出してくれる全てだった。 ──『ねぇ…陸、早く会いたい』