どうしようもないくらい好きでした(仮)




静かな電車に揺られながら。
人目もはばからず私の涙は流れ続けた。


家に帰ってからも。
シャワーを浴びている最中も。


自分のベットに潜り込んでからさえも、私の涙は止まらなかった。


『さめざめと泣く』
そんな言葉がしっくりとくる。


大声を出し泣き喚く訳でもない。
ただ、さめざめと涙が零れる。


陸が旅立つ前日。
あの日もずいぶんと泣いた気がする。


それでも、あの日よりも今の方がずっとずっと切ない。
陸を想うと、どうしようもなく涙が零れた。


どれほどの時間が通り過ぎたのかもわからない。


一日の終わる瞬間に陸の事を想う。
そしてそのまま、私は涙と共に眠り堕ちた。




     *   *   *