猫とあたしの物語


「はぁー…。」



公園に着いてもやっぱり
リアムはいなかった。



「今日で夕焼け見るの…
最後にしようかなっ。」










「なんで?」



「なんでって、1人よりも
2人で見た方が夕焼けが綺麗だったし

それに…リアムの事が……

……って誰っ?!」



目の前には、

白いタキシードに
濃いめの赤いシャツ…
青いネクタイ…
そして、なぜかその格好で王冠。

それから…
猫の耳(これ、本物なんだよね)



2度目のデジャヴ。

こんな格好してかっこつけるのは
1人しかいないじゃん。