そう言うと、真っ黒は 少し暗い顔をして下を向いた。 違う。真っ黒のせいじゃない。 あたしの意思でやったことだし。 「真っ黒…。 あんたのせいじゃないよ。 気にしないで。 それに、治してもらったから… あたしはもう平気!」 ニコッと笑ってピースをすると 真っ黒は安心したように 顔を上げた。 「……真白、ありがとな。 ってかさ…。 さっきから思ってたんだけど… お前、ネーミングセンスなさすぎ。 俺の本当の名前はリアム・ホワイト 俺はリアムだ。覚えとけよ?」