ポタッと瞳から零れ落ちた涙が 頬を濡らした時… あたしは、何かにふわんと包まれた。 そのまま、目の前が真っ白になり… 唇に暖かいものを感じた。 まるで、カラダが浮いているよう。 よく分からない謎めいた空間の中で 必死に自分の思考を追いつかせようと するが、間に合わず… あたしは目を開くことも出来ない 真っ白な世界に包まれ… いつの間にか目を固く瞑っていた。