座ったのは良いけど、私の周りの席
誰もいないんだよね…
これはまさか、お決まりのあれですか?
もう、考えるのめんどいし寝よう!
じゃあ、おやす「來先遅れてごめーん」

來「お前らまた遅刻かよ…まぁ、いいから早く座れ」

誰だ!?私の貴重な睡眠を妨害するのは!
ふっ…と顔をあげるとイケメンが5人も!

?「あれー?僕達の席の近くに知らない子がいるー」

?「転校生なんじゃね?」

?「ねぇねぇ、君何て言うの?」

『人に名前を聞くときは自分から名乗るのが普通でしょ?』

?×5「えっ??」

?「君、僕達のこと知らないの?」

『みんながみんな知ってるとは思わないでよね? っていうか、あなたたちそんなに有名なの?』

?「僕達は、蘭龍っていう族の幹部をしてるんだよ」

蘭龍!?全国No1の族じゃんか!
めんどくさいのに絡まれたな…

『ふーん』

?「『ふーん』って、反応薄ッ!」

『他に何て言えば良いの?』

?「今までの奴等は怖がったり媚売ってきたりするやつばっかだったから
なんか以外で…」

『私をそんな奴等と一緒にしないでほしいわ!媚売るなんて気持ち悪くて私には、ムリ!』

?「クスッ面白い子ですね」

?「あっそうだ!自己紹介!!
まだしてなかったよね!
僕の名前は 咲良 楓 サクラカエデ幹部だよ」

(可愛い系かな)

?「俺は、栗山 日向 クリヤマヒナタなっ!
一応幹部!よろしく~」

(うーん、チャラい!とにかく、チャラい!)

?「僕は、伊坂 蓮 イサカレン 副総長です
よろしくお願いします」

(今時敬語使う人いるんだねー
しかも、笑い方が嘘っぽい)

?「…………咲良 要 サクラカナメ」

(女嫌いね…めっちゃ睨まれてるし)

?「最後は俺だな 総長の晴崎 瞬ハルサキ
シュン だ! よろしくな」

ピクッ
“瞬”?
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい

『ぁ…うぅ…はぁっはぁーはぁはぁ
ご……め…ん』 バタン

そこで、意識を失った