「え、遼くんかっこよくない?」
「なになに?真奈美のタイプ?」
真奈美はいちごオレをストローで飲みながら遼くんを見てる。
朝のSHRで、遼くんはうちのクラスで転校生として紹介された。
『江崎遼。これからお世話になります。』
ぶっきらぼうにそう言って真奈美の隣の席に座った。
休み時間の時だった。
『遼!
またこっち帰ってきたんだな!!』
奏斗が遼くんに話しかけたのだ。
「え、奏斗!遼くんと知り合い?」
奏斗の袖を引きながらあたしは聞く。
「幼馴染みなんだよ!
てか、遼なんで連絡くれなかったんだよ!」
「え、ドッキリ仕掛けようと思って?(笑)」
にやりと笑う遼くん。
「つかさ、バスケやるだろ?」
「そのつもりだけどな。
まぁ、お前が俺をがっかりさせなきゃ入るよきっと(笑)」