あたしの誕生日は5月だ。




『なぁー?』




『何よ?』




『プレゼント何もらった?』




『何?くれるの?(笑)
うーん、そうだなー…』




『違くて!
…あぁー…もういいや!
で?高宮は誕生日プレゼント何が欲しいの?』




『えー?あたしは普通にアクセとかストラップとか好きだよー?』




『他には?』





『え?うーん…ガチなやつだとバックとか?時計とか?』



『ふーん…。
まぁやらねーけどな(笑)』




『なんだし(笑)
じゃー聞かないでよー!!』




『泣くな泣くな(笑)』




『泣いてないし(笑)
つか、泣かないし(笑)』




『まぁ気が向いたら何か買ってやるから。』




『本当?じゃあ駅前のフルーツパーラーのパフェ食べたい!』




『え、そんな可愛らしいとこ、入りたくないんですけど(笑)』





『何かって言ったじゃーん!』




『まったく…また今度ね。』





このとき聞けば良かったのかな。



どうしてそんなこと聞くの?って。




プレゼントなんて好きな人からだったら何でも嬉しいんだよって。




だから、奏斗からもらったものなら喜んで受け取るよって。





…言えないけどさ。