「別に?
それに美味しそうに食べるから見てて面白いし(笑)」
「か…からかわないでよね!」
うー。静まれ心臓。
「それに昨日のお礼。」
「昨日?ライブ?」
「それもあるけど、教えてくれてありがとな。」
「…あ、mimi…!」
ちくり。
ずきん。
痛いって。
わかってんの?
「いえいえっ!それよか、どうだったのよー?」
なのにあたしはその先を聞いてしまう。
聞きたくないけど聞きたい。
そんなもどかしい衝動。
「んー…まぁ、お化け屋敷ダメだし、顔バレるとまずいからそんな長くはいれなかったけどな。
…充電満タンってとこ。」
ズキズキズキズキ。
痛い。
やだ。
やっぱりダメだよ。
助けて。
そんな顔して言わないで。
聞かなきゃよかった。
「…っ!デレデレしちゃってー!!
らぶらぶじゃないのー!」
「らぶらぶじゃねーよ(笑)
俺だけだって。」
そう言って少しさみしそうで。
あたしなら絶対そんなことしないのに。
「そんなことないよ!
今や大人気モデルのmimiだよ?
ただでさえ忙しいはずなのに来てくれるなんて、愛されてるじゃん!!」