「いーよ。お腹壊したら大変だもん(笑)」
「お腹壊すようなもの作らないし!」
「いや?高宮信じてるけどね?
信じてるけど、万が一…(笑)」
「それ全然信用してないから!」
すると突然。
「高宮ちゃん!
奏斗食べないなら俺食べたーい!」
「前田くん??
え、別にいいけど…」
「よっしゃっ!!
あと高宮ちゃん、前田くんじゃなくて、光な?」
「え?」
「奏斗は呼び捨てなんだしいーじゃん!
仲良くしよ?」
「あ、うん!光…くん!」
「そうそうそう!
よろしくね、高宮ちゃん!」
にっと笑う前田くん…じゃなくて光くん。
なるほど。
女の子にモテるのはこれか。
「ひーかーるー!
千夏口説いたらあたし怒るからね?」
「なんで?嫉妬?(笑)」
「んなわけないでしょ!!
あんたに泣かせられたらたまったもんじゃないからよ!!」
「なんで泣かせるんだよ(笑)
それに俺、真奈美の友達には手だしたことないはずなんだけど?」
真奈美はぐっと言葉に詰まる。
「…とりあえず!千夏には手だしちゃダメ!!」
「はいはい。」
真奈美あたしのこと大好きなんだな。
っていうか、嫉妬もあるだろうけど。
「それじゃ、次行く?」
奏斗の一声でみんなは席をたった。