とりあえずあたしたちはハヤシライスのクラスに行って雑談し始めた。



「このハヤシライスうまっ!
女子力高いな〜!」



と奏斗。


「ほんとそれ!
料理上手いコっていいよなー!」




と前田くん。




「千夏とかできなさそう(笑)」




「いや、真奈美もだろ(笑)」




そう言ってぷぷぷと笑う。




こいつらあたしらに喧嘩売ってんのか…?



「失礼な!
あたしだって料理するし、毎日お弁当作ってるんだからね!!」




「そうよ!
あたしだって料理…」




…あれ?



「…お菓子作りならなんとか!」




おい!!




真奈美さん!!




でも、そういうところがつんでれでかわいいんだけどね(笑)




「おい(笑)
真奈美それ全然張り合ってないから(笑)」



すかさず前田くんがつっこむ。



「真奈美は確かにお菓子は上手だよねー!
他の料理は見たことないけど(笑)」



「みんなしてあたしが料理できないって言うのね!!
今度作ってきてやるわよ!!」



恨めしそうにあたしたちをみる真奈美。




美人は本当何してもかわいいからいいなぁ。




なんて。




「んで?高宮はどうなの?(笑)」




奏斗がニヤニヤしながら覗きこんでくる。





「は?奏斗舐めないでよね!
あたしだって作ってきてやるから!」





真奈美に引き換え本当にかわいくないな、あたし。