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『ねぇ、奏斗。』
『なんだよ。』
『どうしたらかわいくなれると思う？』
真面目な顔で聞いたことがある。
『何それ(笑)
もう十分かわいいと思うよ？っていうお世辞言って欲しいの？(笑)』
『ち、違くて！！
いやね、mimiみたいになるにはどうしたらいいかなーってさ。』
『それを俺に聞くのかよ(笑)』
『い・ち・お・う、男子目線代表として聞いてんの！
もー、ほんとなんでこんなにmimiってかわいいんだろ！
ズルいよーっ！！』
『かわいくても全て上手くいくわけじゃなくね？
そいつなりに努力してんだろ。』
『まぁ、そうだけど…』
奏斗を見るとぷいと外を向いた。
それがどこかさみしそうに見えたのは、気のせいかな。
