「おはようございます。今日から勤めさせていただく、青山聡です」 ドアを開けて一礼してから顔を上げると、目の前には派手な身なりの女性が居た。 …この人が社長? 「そんな堅苦しい挨拶はいい。ここ座って」 ソファを指さして、社長らしき女性が言う。 僕はその言葉に従って、失礼します、と言ってからソファに腰かけた。 「社長の神田藍子です。よろしく」 差し出された名刺を受け取る。 「よろしくお願いします」 「ねぇ、スーツやめな」 「…はい?」