どうして?

私には関係のないこと。

そう思っても、涙が止まらない。

あーあ、私って、自由の事にならないと

泣けない人間なのか…

やっぱ、ひどい人間だ…

「これからどうしよう」

勢いよく、走りだしてきたものの、

諏訪部さん家に行くのは初めてだったか

ら道はわからない。

どう帰ればいいのだろう…

本当に馬鹿。

もう、日暮れ頃。

誰か、知ってる人通らないかな…

って、こんな私、見られたくないわ…

じゃあ、どうやって帰ろう…

『ブーッブーッ』

…ケータイがあんじゃん。

「もしもし…」

『姉貴!俺。』

俺って、オレオレ詐欺じゃないんだから

「なんのよう?」

実の弟にもこんな、私。

『お袋が探してる。今日、お前の誕生日

だろが。』



「っっっ、ああ‼︎忘れてた‼︎」

ガチで、忘れてた…

『んなことだろーと思ってた。

早く帰ってこい。んじゃ…「ちょっと

まった!」

切ろうとする弟の言葉を遮る。

ここで切られたらたまったもんじゃない

「道にまよった!迎えにきて‼︎」

『はぁ⁉︎知らねーよ‼︎』

「いーから、いーから!ほら、早くしな

いと、ケーキなくなっちゃうよー?」

脅しをかけりゃ、大丈夫だろ。