「おっはよーー」
仲良しの桜が話しかけてきた。
『モーニング!!』
私も挨拶する。
「今日クラス替えぢゃん!!ヤバイ〜」
『桜と同じクラスがいいなー』
「うちもーー」
こんな会話をしていたら学校についた。


クラスの前に、クラス替えの結果が貼ってある。

緊張して歩く。
「やったーー 夢とクラス同じー」桜が大声で叫んだ。
『やったー』
2人で教室にはいった。




♪キンコーンカンコーン♪

チャイムでみんな一斉に座る。


『げっ!!』おもわず小さな声が出た。隣の席だったのが、5年のころ、教師を殴ったと有名な、田中叶だった。

私は、叶に気づかれないように、桜にSOSサインを送った。

すると「おい!さっきからなにやってんだよ」
『ビクッ!』
椅子から落ちそうになった。
「俺のことびびってんのか?」
『は??ビビるはずないじゃん!』
小さい時から、負けず嫌いだった私は、とっさに言い返した。
「だまれーブス!」
クッソー許せない!私はこの時、絶対に泣かせると決めた。
私はこいつと夏まで
隣なのかと思って絶望した。