私は慌てて弥七を連れ、距離をとった。
小「決まったな、よし、じゃあその女を捕まえろ!!」
その合図に男二人が向かってくる。
体制は隙だらけ……これなら大丈夫。
な「弥七は逃げて。」
弥「えっ、でも……。」
な「いいから早く!」
私が怒鳴ると弥七は明るい道へ走り出した。
それでいい。
私は二人に向かい合う。
まず片方の男が殴りかかってきたのをかわし、鳩尾に一発。
そして一瞬ひるんだ男にも首に手刀を。
ドサッと二人の男が倒れた。
小「ほお……やるなぁ、新撰組なだけある。」
な「悠長に構えてる暇はないよ。」
私は一気に間合いをつめ、顔面にパンチを入れようと思ったが。
ガシッ。
な「……っ!!」
小「威力はあるが、女だからな。腕力に差があるのは当然だろ?」
ニヤっと笑われ、腹に重い一撃が入った。
な「かはっ………!」
その場に崩れる。
小「よし。おめぇらいつまでも寝てねぇでさっさと運べ!!」
ドスっ。
男2「くっ………、はっ、はい!あっ、手刀やられた方は完璧に気絶してますが……。」
小「チッ。ほっとけ、その内帰ってくんだろ。念のため、この女を縄で縛っておけ。」
最後にぼやっと手に紐が伝う感覚だけを覚え、そのまま意識が遠くなった。


