ボボボっと顔が赤くなる。
さっきまで総司に対して珍しく優位に立っていたというのに。
その隙を総司が見逃す訳もなく。
な「きゃっ、」
総「仕返し。」
ぐるんと視界が回る。
今度はななかが総司に馬乗りされていた。
な「そ、総司!退いてよ!」
総「えー、先に誘ってきたのはななかだよ?」
な「誘ってなんか…んっ、」
強引に口づけをする総司。
あのー、ここ稽古場なんですが。
な「はっ、総司、誰か来ちゃう…!」
総「いんじゃない?」
な「よくないって!」
総「うるさいのはこの口かな?」
ツツー…っとななかの唇を親指でなぞる。
ピクッと反応してしまうななか。
総「ふっ、可愛い…。」
な「っ、」
あま~い雰囲気が漂う。
もっかい言うよ?
ここ、稽古場なんですが。