な「ただ今戻りました!」
宣言通り、30秒で戻ってきたつもり。
だけど彼にはもっと遅く感じたようで。
一「…遅い。」
な「へ?!」
少しいじけているようだ。
なんていうか、酔ったらこんな風になるんだ一さんて。
そう思うと不謹慎かもしれないけど嬉しくなってしまった。
いつもわかりづらい彼だけど、知らない一面を見つけられた。
ふふっと微笑むと。
一「罰として、口移し。」
な「………ん?」
普段の彼からは想像もできない、耳を疑うような一言が聞こえたような。
な「えーーーーっと? 」
一「口移し。」
どうやら、聞き間違いではなかったらしい。


