ちっとも顔は赤くない。
そして意識ははっきりしているようで、はっきりしていない。
わかりにくいな〜。
な「も〜、原田さんたちとかと飲んだんですか?」
一「あぁ…。確かに稽古後に誘われたのは覚えているんだが…。」
ボロ雑巾みたいになってたのに復活早いな、ゴキ〇リ並の生命力。
な「とりあえず水でも持ってきますね、ちょっと待っててください。」
そういって立ち上がると、くいっと軽く服を引っ張られた。
一「……行くのか?」
上目遣いで、少し寂しそうで、まるで捨てられた子犬のような顔。
もう、私のライフはゼロになりかけですよ一さん。
置いていかないよ!!って抱きしめそうになるのをぐっと堪えて。
な「30秒!30秒で戻ってきますから!!!」
超ダッシュで台所に水を取りに行ったのだった。


