え、微動だにしないけどこの人影。
怖い。怖いけど、好奇心が勝り、恐る恐る近づいて、ひっそりと障子を開ける。
するとそこには、
な「え、一さん!?」
一「……?ななか?」
不思議そうに私の名を呼ぶ一さん。
いやいや、不思議でしかないのは私の方です!
とりあえず冷えるので部屋の中に入ってもらった。
な「どうしたんですかこんな夜に。」
一「わからん。いつの間にかここいた。」
え、記憶喪失?
それにしてなんで?と思っていたら何かの香りが私の鼻をかすめた。
これは、もしや…。
な「一さん、お酒飲みました?」
一「……(コクリ)」
無言で頷く一さん。
いや、顔に出なさすぎでしょ!


