ペタリ、ペタ……。 とうとう僕の部屋の前で止まった。 恐る恐る布団から覗くと、 平「ひっ、」 髪の長い、女の影が映っていた。 そしてゆっくりと障子が開いていき、僕はぎゅっと目を瞑ると。 な「へ、平助…?」 平「へっ……?」 聞きなれた心地よい声に目を開け、顔を上げる。 そこには少し驚いた様子のななかが立っていた。