とある夏の夜。





あたりは暗闇に包まれ、蝋燭の明かりを囲み、メガネがある話を語っていた。






新「すると誰もいないはずの廊下からペタリ、ペタリ…と音がしたんだ…」





ごくり、私の右隣にいる平助が唾を飲み込んだ。
そんな平助の手を私は握った。






新「怯える俺はただ障子を見つめることしか出来なかった…するとどうだ。足音は止み、髪の毛が長い女の影が障子に現れ、そして、」




一呼吸をおき、バッと顔を上げ、





新「障子を開け、俺に襲いかかってきたのだあああああああー!!!!!!!!!」



な・平「うぎゃああああああああ!!!」









あまりのメガネ…こほん、永倉さんの顔の迫力に私と平助は屯所内に響き渡るほどの悲鳴をあげたのだった…。