眼鏡に手をかけ始めたサンナンを慌てて止める。
もう前みたいなのは勘弁!!!
私の慌て様に皆が笑う。
それにつられて私達も笑う。
それからも他愛もない話をして。
ふと、思った。
ああ、幸せだなって。
良い仲間に恵まれて、最愛の人もいて。
精一杯の感謝を込めて。
な「皆、ありがとう。大好きです!!」
いきなり私がそう言えば皆は目を見開いて、そして温かく笑う。いきなりなんだって。
言いたくなっただけです、と言えば変な奴ってまた笑う。
こんなやりとりが当たり前のようで、凄く嬉しいことなんだ。
私は新撰組と生きて行く。
大事な仲間を守るために。