「だから、何なの!?
さっきからニヤニヤキモいって。」


目の前にはニヤニヤした男子高校生。
これが見知らぬ赤の他人であれば警察に即通報してるところだ。


「はっ、そーかー?
てか、お前俺にそんなこと言うから彼氏出来ないんだよ。」


確かに洸がイケメンなのは認めざるを得ない。
そこは認めよう。

しかし、ニヤニヤしたらイケメンだろうが、おっさんだろうが変わりはない。


とにかく、怪しいだけだ。


それを知らない彼に、私は憐れみの視線を送ってあげた。


てか、何なの。